業種別

ホテル・旅館がお客様の声を集める方法

宿泊予約は、いまやOTA(予約サイト)の口コミを見て決める人がほとんど。けれどOTAの口コミは集客に効く一方、手数料の重い予約に偏りがちです。自社サイトに「お客様の声」を載せて直予約(公式予約)を増やせば、手数料を抑えつつリピーターも育てられます。この記事では、OTAと自社サイトを賢く使い分ける、ホテル・旅館・民宿ならではの声の集め方を、依頼文例やよくある疑問とあわせて解説します。


OTAの口コミと自社サイトの声を使い分ける

OTAの口コミは「まだ宿を知らない人」に見つけてもらうための入口。一方、自社サイトに載せる「お客様の声」は、公式サイトを訪れた検討者に「ここなら間違いない」と思ってもらい、手数料のかからない直予約へ後押しするための素材です。OTAでは書きにくい温泉の泉質や、客室からの眺め、料理の品数まで自由に語ってもらえるのも強み。OTAで見つけてもらい、自社の声で直予約に変える——この流れが利益率を大きく左右します。

1チェックアウト時にお願いする

滞在の満足感がいちばん高まるのは、心地よい朝を過ごしたチェックアウトの瞬間です。フロントで「またのお越しを」とお声がけしながら、お礼カードにQRコードを添えてお渡しすれば、帰路や帰宅後にスマホで書いてもらえます。客室や卓上にもQRを置いておけば、滞在中の感動が冷めないうちに記録してもらえます。

後日の予約確認メールやサンキューメールに回答リンクを添えるのも有効。複数の接点を用意して、書きやすいタイミングを逃さないようにしましょう。

2滞在・料理・温泉の満足を引き出す質問にする

宿泊業では、次の3問が直予約につながる声になります:

  • 滞在でいちばん心に残った場面はどこでしたか?
  • お料理や温泉(お風呂)はいかがでしたか?
  • スタッフの対応で、嬉しかったことはありますか?
「露天風呂から見えた景色が忘れられない」「夕食の品数と地の食材に感動した」「子連れに細やかに配慮してくれた」など、具体的な場面とおもてなしが入った声は、検討者が「自分もこんな時間を過ごせる」とイメージでき、予約の決め手になります。

3客室・料理・温泉の写真と声をセットで見せる

宿の魅力は、客室からの眺めや会席料理、湯けむりの立つ温泉の写真で大きく伝わります。お客様が撮った滞在写真や、宿の公式写真と声をセットで並べると、「この景色を自分も見たい」という具体的な欲求が生まれます。掲載名は「ニックネーム」や「ご夫婦・60代」など、お客様が選べるようにしておくと安心です。

4自社サイトの予約導線に声を載せる

集めた声は、公式サイトのプラン紹介ページや「直予約はこちら」のボタン近くに、星評価つきカードで並べると効果的です。「記念日のご夫婦」「家族旅行」のように旅のシーン別に見せると、検討者が自分に近い声を見つけられます。新しい声が増えるたび自動で表示される仕組みにしておけば、繁忙期でも更新の手間がかかりません。

そのまま使える依頼文例

チェックアウト時のカード / サンキューメール
このたびはご宿泊いただき、誠にありがとうございました。
お部屋やお料理、温泉でのひとときはいかがでしたか?

よろしければ、これからご検討される方の参考に、
ご感想をお聞かせいただけませんか?(1〜2分・スマホでOK)

👉 https://example.com/f/your-form

お名前はニックネームでも大丈夫です。
またのお越しを、スタッフ一同心よりお待ちしております。

よくある質問

Q. OTAの口コミがあれば自社サイトの声は不要では?

OTAの口コミは集客に有効ですが、予約のたびに手数料がかかり、お客様との関係も宿の手元に残りません。自社サイトの声で直予約を増やせば、手数料を抑えつつ、リピーターを育てる連絡先も得られます。OTAと自社サイト、両輪で使うのが理想です。

Q. OTAに投稿してくれたお客様に、また頼んでいいの?

OTAの口コミと自社サイト掲載は別物なので、改めてお願いして問題ありません。「公式サイトにもぜひ一言を」とチェックアウト時やお礼メールでお声がけしましょう。自社の声は宿の好きなように見せられるため、OTAとは違う角度の魅力を引き出せます。

まとめ

宿泊業は「OTAで見つけてもらい、自社の声で直予約に変える」が王道です。チェックアウト時に依頼し、滞在・料理・温泉の満足を引き出す質問で、写真とセットに。旅のシーン別に予約導線へ並べれば、手数料を抑えながらリピーターも育つ自社サイトになります。

関連記事: お客様の声の集め方|依頼メールの文例つき5ステップ

関連記事