鉄板焼き店がお客様の声を集める方法
鉄板焼き店は、目の前で焼き上げる臨場感やシェフとの会話まで含めて「体験」を売るお店です。ところが、その魅力は実際に座って味わった人にしか伝わりにくいもの。記念日や接待の利用が多く、客単価も決して安くないからこそ、初めてのお客様は失敗したくありません。この記事では、外部の口コミに頼り切らず、自分のお店で「お客様の声」を集めて来店につなげる方法を、依頼の文例つきで解説します。
なぜ鉄板焼き店こそ「自分で集めた声」が要るのか
鉄板焼きは、料理そのものだけでなく目の前で焼き上がる音や香り、カウンター越しの会話まで含めた「体験」に価値があります。ところがメニュー写真や価格表をホームページに並べただけでは、その場の空気感までは伝わりません。新規のお客様が知りたいのは「自分が行っても同じように楽しめるのか」です。
Googleマップや食べログの点数は参考にされますが、低評価も削除できず、表示のされ方も選べません。だからこそ、外部任せにせず「記念日に使って大正解でした」「シェフの焼き加減が絶妙」といった生の声を自分で集め、自社サイトに並べておくことが効きます。それが、高めの単価に納得して予約する後押しになります。
1食事の余韻が残る会計時に声をお願いする
鉄板焼きは、コースを食べ終えてゆったり余韻にひたるタイミングがあります。声をもらう一番のチャンスは、デザートまで終えて満足感がピークになった会計のとき。「よろしければ後ほど、ご感想を一言いただけませんか」とお声がけし、席やレジ横にフォームのQRコードを置いておきましょう。
記念日や接待で利用したお客様は、その場の満足感を覚えているうちなら気持ちよく書いてくれます。日が経つと細部の記憶は薄れるので、熱量のあるうちに依頼するのが鉄則です。
2「体験のどこが良かったか」を引き出す質問にする
「美味しかったですか?」だけでは、ありふれた一言しか集まりません。鉄板焼きならではの体験が言葉になる質問にすると、他店との違いが伝わる声になります。
- 目の前で焼く演出で、印象に残ったのはどの瞬間でしたか?
- 食材や焼き加減で、とくに満足したものは何でしたか?
- どんなシーン(記念日・接待など)でまた使いたいと思いましたか?
3シズル感のある写真とセットで見せる
鉄板焼きは、湯気や炎、こんがり焼けた食材といったシズル感が食欲を刺激します。集めた声は、その人が味わったコースの料理写真や、鉄板での調理シーンの写真とセットで並べると説得力が一気に増します。「焼き加減が絶妙」というコメントの横に断面の写真があれば、味の想像がふくらみます。
お客様がスマホで撮った調理中の写真を投稿してくれたら、許可をとってサイトやSNSに掲載させてもらいましょう。プロの完成写真より、目の前で焼かれている臨場感のある一枚のほうが「行ってみたい」を引き出すこともあります。
4ホームページに常設し、予約導線とつなげる
集めた声は、自分のホームページの「お客様の声」コーナーに常設します。記念日利用や接待利用など、シーン別に声をまとめておくと、同じ目的で探している新規のお客様が「自分の用途にも合いそうだ」と感じられます。
そのうえで、声の近くに予約ボタンを置いておくのが効果的です。Googleクチコミは新規の発見に強く、自社サイトの声は予約の最後のひと押しに強い——役割が違います。満足してくれたお客様には「よければGoogleの口コミも」とお願いしつつ、深い感想は自社フォームで集める、と使い分けましょう。
よくある質問
Q. 記念日や接待のお客様に、声をお願いするのは図々しくないでしょうか?
Q. 客単価が高い店なので、悪い声が表に出ないか心配です。
まとめ
鉄板焼き店がお客様の声を集めるコツは、(1)食事の余韻が残る会計時にお願いし、(2)体験のどこが良かったかを引き出し、(3)シズル感のある写真とセットで見せ、(4)ホームページに常設して予約導線とつなげる——の4つです。外部サイトの点数に振り回されるのではなく、自分の手元に「体験の満足」の声を集めておけば、高めの単価に納得して予約してもらう強力な後押しになります。
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