Web制作会社・フリーランスがお客様の声を集める方法
ホームページ制作は、発注する側からすると完成するまで中身が見えない無形のサービスです。「ちゃんと納品されるのか」「コミュニケーションは取れるのか」「お願いして本当に成果が出るのか」——発注前の不安は、ほかの業種よりむしろ大きいくらい。だからこそ、過去のクライアントの“生の声”が受注の決め手になります。この記事では、Web制作会社・フリーランス向けに、制作実績(制作事例)とセットで効くお客様の声の集め方を、質問設計やそのまま使える依頼文例とあわせて解説します。
なぜWeb制作こそ「声」で選ばれるのか
Web制作は、形のない・専門的なサービスです。発注する側の多くはWebの専門家ではないため、見積もりの金額が妥当なのか、頼んだ通りに作ってもらえるのかを自分で判断しづらいという不安を抱えています。デザインのきれいなポートフォリオを並べるだけでは、その不安は消えません。「実際に依頼した人が、どんな進め方で、どんな成果を得たのか」——同じ立場の発注者の声こそが、最後のひと押しになります。
さらにWeb制作は、デザインの良し悪しだけでなくコミュニケーションの取りやすさ・対応の速さ・納期を守るかも大きな評価軸です。技術力は外から見えにくくても、「連絡がスムーズだった」「無理なお願いにも丁寧に応えてくれた」という声は、検討中の人にそのまま“安心”として伝わります。
1納品直後・公開後のタイミングでお願いする
満足度がいちばん高いのは、サイトが無事に納品され、クライアントが完成品を見て喜んでいる瞬間です。検収が終わって納品書を送るタイミングや、サイトが本番公開されたタイミングで、お礼とあわせて感想を依頼するのが最も自然で、回収率も高くなります。
公開直後だけでなく、公開から1〜2か月後のフォローも有効です。「問い合わせが増えた」「採用の応募が来るようになった」といった成果が出てからもらえる声は、何より説得力があります。納品時とフォロー時、2回のタイミングを意識しましょう。
2成果と進め方を引き出す質問にする
Web制作では、次のような質問が受注につながる声を引き出します:
- 依頼前は、どんな課題や不安をお持ちでしたか?(古いサイト・問い合わせが来ない 等)
- 公開後、どんな変化や成果がありましたか?(問い合わせ・売上・応募の数など、可能なら数字で)
- 制作の進め方・やり取りで、よかった点を教えてください
- どんな会社・方におすすめしたいですか?
3制作事例(実績)と声をセットで見せる
集めた声は、ばらばらに置くより制作実績のすぐ横に紐づけて見せるのが正解です。「このサイトを作りました」というスクリーンショットの隣に、その発注者本人の声があると、実績がただの作品から“成果の出た仕事”へと格上げされます。事例ページを作るなら「課題 → 制作内容 → 公開後の成果 → お客様の声」の流れで構成すると、読み手が自分の案件に重ねやすくなります。
4自分のサイト・提案資料・SNSに載せる
Web制作者はサイトを作るプロですから、声の掲載先には困りません。制作実績ページやトップの導線近く、料金ページの背中を押したい位置に、星評価つきのカードで並べましょう。新しい声が増えるたびに自動でサイトに表示される仕組みにしておけば、自分のサイトのメンテナンス工数もかかりません。
掲載先はサイトだけではありません。提案書・見積もり資料の末尾に既存クライアントの声を1〜2件添えると、商談での信頼が一段上がります。SNSやポートフォリオサービスのプロフィールに引用するのも効果的です。
そのまま使える依頼文例
このたびはホームページ制作をご依頼いただき、 誠にありがとうございました。無事に納品となり、ほっとしております。 つきましては、これからご検討される方の参考に、 今回の制作についてひとことご感想をいただけませんか? (3分ほど・スマホでご回答いただけます) 👉 https://example.com/f/your-form 「依頼前のお悩み」「進め方でよかった点」などを お聞かせいただけると嬉しいです。 差し支えなければ、御社名・業種の掲載可否もあわせて伺えますと幸いです。
〇〇のホームページを公開してから、1か月ほどが経ちました。 その後の運用はいかがでしょうか。 もしお問い合わせの増加や反響など、 何か変化がございましたら、ぜひお聞かせいただけませんか? 👉 https://example.com/f/your-form 「公開後の成果(できれば数字で)」を一言いただけると、 今後ご検討される方への何よりの参考になります。 掲載させていただく際は、内容を事前にご確認いただきます。
よくある質問
Q. クライアントの社名や業種は、勝手に載せていい?
Q. 成果の数字をもらえないと、声として弱い?
まとめ
Web制作は「中身が見えない無形サービス → 過去の発注者の声で安心を渡す」が王道です。納品直後と公開後のフォローの2回でお願いし、成果(数字)と進め方の両方を引き出す質問で。集めた声は制作実績とセットで見せ、自分のサイトや提案資料に載せましょう。BtoBでは社名・業種の掲載許可を忘れずに。実績が「成果の出た仕事」に変わったとき、声はそのまま次の受注につながります。
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