導入直後・利用開始時にお客様の声をもらう方法
お客様の声は「成果が出てから」と思われがちですが、契約や利用開始の直後ほど期待感が高く、声を引き出しやすい瞬間でもあります。なぜ選んでくれたのか、第一印象はどうだったか——その「決め手」は時間が経つと忘れられてしまうもの。この記事では、BtoBサービスやサブスクのオンボーディング(導入支援)に組み込む形で、利用開始時に新鮮な声をもらう方法を解説します。
なぜ「導入直後」が声をもらう好機なのか
契約を決めた直後のお客様は、期待値が最も高い「ハネムーン期」にいます。比較検討を経てようやく選んだという充実感があり、「これで課題が解決する」という前向きな気持ちが言葉になりやすい。後日になると日常業務に追われ、当時の熱量は薄れていきます。新鮮なうちに声を残しておく価値は大きいのです。
加えて、導入直後の声は「これから検討する人」と状況が近く、共感を呼びやすいという強みもあります。すでに成果を出した事例は説得力がある反面、読み手には遠く感じられることも。「自分と同じ立場の人が、なぜこれを選んだか」が分かる導入時の声は、検討段階の見込み客の背中を押す力を持っています。
1初期サポートと同じ流れで声をお願いする
声をもらうための連絡をわざわざ別に立てると、お客様には「営業の延長」と受け取られがちです。そうではなく、キックオフや初期設定の打ち合わせと同じ流れに溶け込ませるのが自然です。「最後に、今回お選びいただいた率直な感想を少しうかがえますか」と添えるだけで、サポートの一環として無理なく聞けます。
オンボーディングの担当者は、お客様と最初に深く接する人です。この関係性のうちに一言もらっておくと、後日メールで突然お願いするより、はるかに高い確率で快く応じてもらえます。
2「決め手」を新鮮なうちに記録する
導入直後にしか聞けない、最も価値ある情報が「選んだ理由」です。検討時に何で迷い、何が決め手になったか——これは時間が経つと本人ですら思い出せなくなるので、熱が冷めないうちに記録しておきましょう。
- 導入前は、どんな課題や不安を抱えていましたか
- 他社と比べて、最終的な決め手になったのは何でしたか
- 第一印象として、期待していることを教えてください
3第一印象の声として、すぐに活かす
導入時の声は、成果が出るのを待たずに使えます。「期待してお願いしました」「対応が早くて安心できました」といった第一印象や導入のしやすさを伝える声は、それ自体が検討中の見込み客の不安をやわらげます。「契約しても放置されないか」「使いこなせるか」という典型的な懸念に、ちょうど効くからです。
サービス紹介ページや申込ページに「導入してすぐの声」として並べておけば、成果実績とは別の角度から信頼を補強できます。実績が積み上がるまでの間も、導入時の声は立派な武器になります。
4後日の本格的な声への布石を打つ
導入時のお願いは、それで終わりにせず次の依頼への伏線にします。「成果が出てきたころに、改めて詳しいお話を聞かせてください」と一言伝えておけば、お客様も心づもりができ、後日の取材依頼がぐっとスムーズになります。
導入時に「課題と決め手」を、数か月後に「実際の成果」を聞く——この2段構えにすると、ビフォーアフターのそろった説得力ある事例が自然に組み上がります。最初の一言をもらっておくことが、後の本格的な導入事例づくりの第一歩になるのです。
よくある質問
Q. まだ成果が出ていないのに声をお願いして、失礼になりませんか?
Q. サブスクの場合、利用開始時の声はいつ集めるのがいいですか?
まとめ
導入直後にお客様の声をもらうコツは、(1)初期サポートの流れに溶け込ませてお願いし、(2)「決め手」を新鮮なうちに記録し、(3)第一印象の声としてすぐ活かし、(4)後日の本格的な声への布石を打つ——の4つです。期待感が高いハネムーン期は、選んだ理由という後では聞けない情報を引き出せる絶好の機会。成果を待つ前に最初の一言をもらっておけば、検討中の見込み客の不安をやわらげ、後の導入事例づくりにもつながります。
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