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電話・口頭でもらった感想をお客様の声にする方法

サポート電話の最後の「助かりました」、納品後の雑談で出た「これ、本当に良かったです」——日々の会話には、最高のお客様の声が眠っています。けれど、その多くは電話を切った瞬間に消えていきます。この記事では、口頭でもらった生の感想を逃さず拾い、きちんと許可をとって、サイトに載せられる「お客様の声」に仕立てるまでの流れを解説します。


なぜ口頭の感想こそ価値があるのか

フォームに書かれた感想は、どうしても少し身構えた言葉になりがちです。一方、電話や対面でふと漏れる一言は、飾りのない、その人の本音そのものです。「電話で丁寧に教えてもらえて、本当にほっとした」というような言葉は、こちらから引き出そうとしても出てこない、現場でしか拾えない声です。

問題は、その貴重な一言が記録に残らないこと。電話を切れば記憶は薄れ、翌日にはニュアンスすら思い出せません。だからこそ、口頭の感想を「その場でメモする仕組み」と「掲載できる形に整える手順」を持っておくことが、声を資産に変える分かれ道になります。

1褒め言葉を、その場でメモする

まずは、聞き逃さないことです。電話対応中に「助かった」「分かりやすかった」といった言葉が出たら、通話を続けながら、その一言をそのままメモします。要約せず、お客様が使った言葉づかいのまま書き留めるのがコツです。

  • お客様が口にした言葉そのもの(言い換えない)
  • 何について言ってくれたのか(どの対応・どの商品か)
  • 日付と、対応した担当者の名前
応対履歴のメモ欄に「お客様の声」専用のタグや印を決めておくと、後から見返したときに掲載候補をすぐ拾い出せます。良い言葉が出るたびに印をつける習慣にしましょう。

2その場で、口頭の掲載許可をもらう

良い感想をもらったら、流れを切らさずその場でお願いするのが一番です。「ありがとうございます。差し支えなければ、いまのお言葉をホームページのお客様の声として紹介させていただいてもよろしいですか?」と一言聞くだけで十分です。

後日あらためてメールでお願いするより、感謝の気持ちが温かいうちのほうが快諾してもらえます。許可をもらえたら、「いつ・誰に・どの範囲で許可をもらったか」をメモに残しておきましょう。口頭の同意も、記録があれば後で安心です。

3話し言葉を、意味を変えずに整える

口頭の言葉は、そのまま文字にすると読みにくいことがあります。「えっと、なんかこう…」といった言い淀みや繰り返しは削り、言いたかったことの芯は一切変えずに自然な一文に整えます。やってはいけないのは、こちらの都合で内容を盛ったり、言っていない長所を足したりすることです。

たとえば「いやー、ほんと助かりました、電話して良かったです」は、「電話で相談できて、本当に助かりました」と整えれば、意味を保ったまま読みやすくなります。あくまで聞き取りやすくするための最小限の編集にとどめてください。

4本人に最終確認し、イニシャルで掲載する

整えた文章は、掲載前に必ず本人に最終確認をとります。「このような形で紹介させていただきます。表現に違和感はないですか?」と一度見てもらうことで、ニュアンスのずれや誤解を防げます。手間に見えて、信頼を損なわないための大切な一手です。

掲載時は、実名が不安な方には「四十代・〇〇市・A様」のようにイニシャルや属性での表記を提案しましょう。プライバシーへの配慮が伝わると、次に声をお願いするときも応じてもらいやすくなります。電話一本から、長く使える一つの声が生まれます。

よくある質問

Q. 通話を録音していないと、お客様の声として使えませんか?

録音は必須ではありません。大切なのは、お客様が言ってくれた言葉を意味を変えずにメモし、掲載前に本人へ最終確認をとることです。録音がなくても、整えた文章を見てもらって「この内容で間違いないか」を確認できれば、誠実な手順として十分に成立します。むしろ、本人確認のひと手間こそが信頼につながります。

Q. その場で許可をもらいそびれました。後から頼んでも大丈夫ですか?

問題ありません。後日あらためて「先日お電話でいただいたお言葉が、とても励みになりました。差し支えなければ紹介させていただけませんか」と連絡すれば大丈夫です。その際、こちらで整えた文章の案を添えると、お客様は完成形をイメージしやすく、判断もしやすくなります。許可がとれたら、いつ同意を得たかをメモに残しておきましょう。

まとめ

電話や口頭の感想をお客様の声にするコツは、(1)褒め言葉をその場で言葉のままメモし、(2)感謝が温かいうちに口頭で掲載許可をもらい、(3)意味を変えずに話し言葉を読みやすく整え、(4)本人に最終確認のうえイニシャルで掲載する——の4つです。フォームには決して出てこない本音の一言は、日々の対応の現場にこそ眠っています。聞き逃さず、丁寧に許可をとる習慣が、何よりリアルな声を連れてきてくれます。

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