お客様の声の見せ方をABテストで改善する方法
同じお客様の声でも、置く場所や見せ方を少し変えるだけで、読まれ方も成約への効き方も変わります。とはいえ「なんとなく良さそう」で判断していては、改善が進みません。この記事では、2つの見せ方を比べて良いほうを採用するABテストの考え方を、お客様の声に絞ってやさしく解説します。
なぜお客様の声こそABテストで磨く価値があるのか
お客様の声は、訪問者が「申し込むかどうか」を最後に迷うタイミングで効く要素です。だからこそ、見せ方の小さな差が、問い合わせや購入の数に直結します。色やボタン文言ほど目立たない地味な部分ですが、改善のインパクトは決して小さくありません。
ただ、感覚で「こっちのほうが良い気がする」と決めると、自分の好みと訪問者の反応がずれていることに気づけません。AパターンとBパターンを実際に出し分けて、数字で良し悪しを判断する——それがABテストです。お客様の声は要素を切り分けて試しやすいので、テストの題材として相性が良いのです。
1まず“試す要素”を1つだけ決める
ABテストの鉄則は、一度に変えるのは1つだけ。あれもこれも同時に変えると、どれが効いたのか分からなくなります。お客様の声まわりで試しやすいのは次のような要素です。
- 置き場所——ファーストビュー直下か、申込ボタンの直前か
- 件数——厳選した数件か、たくさん並べて量で見せるか
- 写真の有無——顔写真やイニシャルを添えるか、テキストだけか
- 見出しの文言——「お客様の声」か、悩みに刺さる一言を立てるか
2効果の測り方を先に決めておく
テスト開始前に「何を見て勝ち負けを判断するか」を決めます。多くの場合は、申し込みや問い合わせに進んだ割合(CVR)が指標になります。声のすぐ下のボタンがどれだけ押されたか、といった一段手前の数字を見るのも有効です。
指標を後から決めると、都合の良い数字を選んでしまいがちです。「AとBで、申込率が高いほうを採用する」と先に宣言しておくことで、フェアな判断ができます。
3十分な期間とアクセスがそろうまで待つ
ここが一番つまずきやすい点です。アクセスが少ないサイトで数日だけ回しても、たまたまの偏りを「差」と勘違いしてしまいます。数件の差で「Bの勝ち」と飛びつくのは危険です。
4勝ちパターンを残し、次の要素へ回す
差がはっきり出たら、良かったほうを正式採用し、負けたほうは下げます。そして次に試したい要素へ進む——この繰り返しで、見せ方は少しずつ磨かれていきます。一度で正解を出そうとせず、改善を続けることが成果につながります。
ありがちな失敗は、結果を記録せずにテストをやりっぱなしにすること、そして差が無いのに「気分」で元に戻してしまうことです。試した内容と結果を簡単にメモしておくだけで、同じ検証を二度しなくて済みます。
よくある質問
Q. アクセスがそれほど多くなくても、ABテストはできますか?
Q. 何から試すのがおすすめですか?
まとめ
お客様の声の見せ方をABテストで改善するコツは、(1)試す要素を1つに絞り、(2)効果の測り方を先に決め、(3)十分な期間とアクセスがそろうまで待ち、(4)勝ちパターンを残して次へ回す——の4つです。アクセスが少ないときは同時テストにこだわらず、期間で分けて反応を比べれば十分です。勘ではなく結果を見て次を決める習慣こそが、声を成約につなげる近道になります。
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