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お客様の声は、信頼だけでなく検索集客(SEO)にも効く

お客様の声は「サイトに来た人の背中を押す」ためのもの——そう思われがちです。もちろんそれが主役ですが、声にはもう一つ、見落とされがちな働きがあります。それがSEO(検索集客)への効果です。お客様の声を正しく載せていくと、検索からの流入そのものが少しずつ底上げされていきます。即効性のある施策ではありませんが、コツコツ積み上がる資産として効いてくる——この記事では、その理由と、検索に強くするための具体的な活かし方を解説します。


お客様の声がSEOに効く理由

なぜ「声」が検索集客につながるのか。主に次の4つの働きがあります。

  • 独自の文章コンテンツが自然に増える——お客様一人ひとりが書いた感想は、世界に一つしかない一次情報です。お店側が頑張って書いた紹介文と違い、他社がコピーできません。検索エンジンは「そのサイトにしかない、価値ある文章」を評価するため、声がたまるほどサイト全体の厚みが増していきます。
  • 指名検索(評判・口コミ系)の受け皿になる——人は申し込む前に「〇〇(屋号・サービス名) 評判」「〇〇 口コミ」と検索して確かめます。このとき自社サイトに声をまとめたページがあれば、検索結果でそれ自身が受け皿になり、第三者サイトの噂任せにせず、一次情報を自分の言葉で見せられます。
  • 滞在時間・回遊が伸びてサイト評価にプラス——声がたくさん並ぶページは、検討中の人がじっくり読み込みます。読む時間が伸び、関連ページへの回遊も生まれ、「役に立つサイト」として総合的な評価につながりやすくなります。
  • 構造化データ(レビュー)で検索結果に★が出ることがある——レビューの構造化データ(マークアップ)を正しく設定すると、検索結果に星(★)や評価が表示されることがあります。表示されれば一覧の中で目立ち、クリック率の向上が期待できます。ただし表示されるかどうかはGoogleの判断次第で、環境やページの内容により出ないこともあります。
SEOは即効性のある施策ではありません。声が増えてページが厚くなり、検索エンジンに評価されるまでには時間がかかります。あくまで中長期でじわじわ効く土台づくりとして、地道に積み上げていくのがおすすめです。

検索に強くする、声の活かし方

1声を集めた“お客様の声ページ(専用ページ)”を作る

まずは、お客様の声だけを集めた専用ページを作りましょう。声をあちこちのページに少しずつ散らすより、1ページにまとめたほうが、独自テキストの量がまとまり、「評判・口コミ」を探しに来た人の受け皿としても機能します。営業や提案のときに「お客様の声はこちらです」と1本のURLで渡せるのも利点です。

作り込み方は専用の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

2各サービス・商品ページにも関連する声を置く

専用ページに集約する一方で、各サービスページ・商品ページにも、そのテーマに関連する声を添えるのが効果的です。「このサービスを使った人の声」がページ内にあると、そのページ自体の独自性と説得力が増し、ページ単位での検索評価にもつながります。専用ページへ「もっと見る」とリンクを張れば、内部リンクとしても自然です。

3テキストで載せる(画像だけにしない)

手書きアンケートやスクリーンショットを画像だけで貼ると、見た目は良くても検索エンジンは中の文字を十分に読み取れません。SEOの観点では、声は必ずテキスト(文字データ)として載せるのが基本です。手書きやスクショを使いたい場合も、内容を文字に起こして併記しましょう。文字にしておけば、検索エンジンが読めるだけでなく、読み上げ環境にも親切です。

4Review/AggregateRatingの構造化データを検討する

検索結果に★を出したいなら、Review(個別レビュー)や AggregateRating(平均評価)の構造化データの設定を検討します。ページに実際に表示している声・評価と一致する内容をマークアップするのが大前提です。

ただし、これはやりすぎ・ガイドライン違反に注意が必要な領域です。実際にページに載っていない評価をマークアップする、自社全体の評価を不適切に付ける、といった使い方はスパムとみなされます。導入する場合はGoogleの「レビュースニペット」の要件を確認し、自信がなければ無理に入れず、まずは1〜3のテキスト施策を固めるところから始めましょう。表示されるかどうかは環境によります。

画像だけの声(文字を起こさず貼っただけ)、ねつ造・水増ししたレビュー、ページに存在しない評価を付ける構造化データの不正利用——これらはいずれもNGです。やらせ・サクラはGoogleのスパムポリシーに反するうえ、2023年10月からのステマ規制(景品表示法)にも抵触します。短期的に有利に見えても、ペナルティや信頼失墜のリスクのほうがはるかに大きく、割に合いません。

よくある質問

Q. お客様の声を載せれば、すぐ検索順位は上がりますか?

すぐには上がりません。SEOへの効果は中長期で表れるものです。声が増えてページの独自テキストが厚くなり、検索エンジンに評価されるまでには時間がかかります。順位を直接動かす魔法ではなく、「他社がコピーできない一次情報を増やし、サイトの土台を強くする」地道な施策と捉えてください。声を集め続けて更新を絶やさないことが、結果的にいちばんの近道です。

Q. 構造化データを入れれば、必ず検索結果に★が出ますか?

必ず出るとは限りません。構造化データを正しく設定しても、表示するかどうかは最終的にGoogleの判断で、環境やページの内容によって出ないこともあります。また、ページに実際に表示している声・評価と一致していることが前提で、要件を満たさない使い方はかえって逆効果です。「出れば嬉しいボーナス」くらいに考え、まずはテキストで声を増やす基本施策を優先しましょう。

まとめ

お客様の声は、信頼を伝えるだけでなく、検索集客の土台にもなります。他社がコピーできない独自テキストが増え、指名検索や口コミ系の受け皿になり、滞在時間が伸び、構造化データがハマれば検索結果で目立つことも。活かし方は、(1)専用ページを作る、(2)各サービスページにも関連する声を置く、(3)必ずテキストで載せる、(4)構造化データは慎重に検討する——の4つです。即効性を期待しすぎず、声を集め続けて中長期でじわじわ効かせる。それが、検索にも強いサイトへの確かな道です。

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