嘘くさく見えないお客様の声にするコツ
せっかく本物のお客様からいただいた声でも、見せ方しだいで“自作自演っぽく”見えてしまい、かえって信頼を損ねることがあります。きれいに整えすぎたり、絶賛ばかりを並べたりすると、読み手は無意識に「これ、お店が書いたのでは?」と疑うもの。この記事では、実在する声を本物として信頼してもらう見せ方のコツを、NG例と一緒に具体的に解説します。
「嘘くさい」と感じさせてしまう原因
まずは、読み手が「これ怪しいな」と感じてしまう典型パターンを押さえておきましょう。心当たりがあれば、それが信頼を下げている犯人かもしれません。
- 抽象的な絶賛だけ——「最高でした!」「大満足です!」しか書かれていない
- 全部が★5で粒ぞろい——どれも完璧評価で、不自然なほど揃っている
- 名前がすべて「A様」「匿名」——人物像がまったく見えてこない
- きれいすぎる文章——広告コピーのように整いすぎている
- 誰でも書けそうな内容——どのお店にも当てはまり、固有の体験がない
- 顔写真がフリー素材っぽい——モデル然とした完璧な笑顔の写真
本物として信頼される5つの見せ方
ポイントは「リアルさ」。完璧に整えるより、実在する人の体験が伝わるほうが信頼されます。次の5つを意識して見せ方を整えましょう。
1具体的な数字・期間・固有名詞を入れる
本物の声には、その人だけが書ける具体が宿ります。「効果がありました」より「3週間で〇〇が変わりました」、「料金が安い」より「前のお店より月5,000円下がった」。数字・期間・商品名・地名といった固有の情報が入るほど、作り話では出せないリアルさが生まれます。
【NG】とても良かったです。また利用したいと思います! 【OK】産後の腰痛で半年悩んでいたのですが、 週1回・2ヶ月通ったら、子どもを抱っこしても 痛まなくなりました。最初は半信半疑でしたが、 今では月1のメンテで通っています。
2ビフォー(最初の不安・悩み)も載せる
いきなり「良かった」だけだと、検討中の人は自分ごとにできません。「最初はこんな悩み・不安があった」というビフォーが入ると、読み手は「自分と同じだ」と感じ、声に説得力が出ます。質問の段階で「来店前の不安は何でしたか?」と一言聞いておくと、自然に引き出せます。
3等身大の言葉・口調を残す(整えすぎない)
いただいた声を、てにをはまでカチッと整えてしまうと、かえって嘘くさくなります。「めっちゃ助かりました」「正直、最初は不安でした(笑)」といったその人らしい口調や言い回しは、あえて残しましょう。明らかな誤字や読みにくい箇所を直す程度にとどめ、語り口はそのまま。多少くだけているくらいが、人間味として伝わります。
4名前・地域・年代・写真で“実在感”を出す
「A様」より「東京都・40代・田中さん」。フルネームでなくても、地域・年代・お名前(ニックネーム可)がそろうだけで実在感は段違いです。さらに、本人の写真や、施術後の患部・手元・購入品といった本物のスナップ写真を添えると効果的。完璧な宣材写真より、少し生活感のある写真のほうが信頼されます。もちろん掲載は必ず本人の許可を取りましょう。
5完璧すぎない声・ちょっとした要望も載せる
すべてが満点の声ばかりだと、人はかえって警戒します。「ここだけは少し残念だった」「もう少し〇〇だと嬉しい」といった小さな要望や正直な感想をあえて1〜2件混ぜると、声全体の信頼度がぐっと上がります。お店として真摯に向き合っている姿勢も伝わり、結果的にプラスに働くのです。
大前提:ねつ造・盛りは絶対にしない
ここまで「リアルに見せるコツ」を紹介してきましたが、ひとつだけ絶対の前提があります。
よくある質問
Q. 匿名だと信用されないのでしょうか?
Q. 少し悪い点が書かれた声も載せて大丈夫?
まとめ
嘘くさく見える原因は、抽象的な絶賛・粒ぞろいの★5・匿名・整えすぎ——いずれも「リアルさの欠如」です。具体的な数字や固有名詞、ビフォーの悩み、等身大の口調、地域や写真による実在感、そして完璧すぎない正直な声。この5つで、本物の声は“本物として”信頼されます。盛らず・偽らず、実在の声を上手に見せる——それが、いちばん強い見せ方です。
関連記事: お客様の声の集め方|依頼メールの文例つき5ステップ