集め方

SNSのDMでお客様の声を依頼する方法

InstagramやLINE、X(旧Twitter)のDMは、すでにつながっている既存客やフォロワーに一対一で直接お願いできる、お客様の声を集めるうえで意外に強い手段です。一斉配信のメールと違い、相手の名前を呼びかけて「あなたにお願いしたい」と伝えられるので返信率も高め。この記事では、テンプレ感を消した個別DMの送り方から、返信だけで声が完結する聞き方、掲載許可の取り方までを文例つきで解説します。


なぜDMでのお願いは声が集まりやすいのか

フォームへの誘導や一斉メールは「自分宛て」という感覚が薄く、つい後回しにされがちです。一方でDMは、相手の通知欄に直接届き、1人だけに送られていることが伝わります。普段やりとりしている関係性のうえに乗せられるので、心理的なハードルが低く、その場でさっと返信してもらいやすいのが最大の利点です。

ただし距離が近いぶん、雑に扱うと一気に印象を損ねます。コピペ丸出しの定型文を全員に投げたり、返事が来ないからと催促を重ねたりすれば、せっかくの関係が冷えてしまう。DMは「個別だからこそ効く」半面、「個別だからこそ節度が要る」手段だと心得ておきましょう。

1一人ひとりに合わせた書き出しにする

DMの成否は冒頭の一文で決まります。全員に同じ文面を送るのではなく、その人とのやりとりを一言入れるだけで、テンプレ感は一気に消えます。「先日ご購入いただいた◯◯、その後いかがですか」「いつもストーリーに反応くださりありがとうございます」——こうした書き出しがあるだけで、相手は「ちゃんと自分を見てくれている」と感じます。

名前や購入履歴、過去の会話など、手元にある情報を一つでも織り込むのがコツ。逆に、誰にでも当てはまる文章だけで本題に入ると、宣伝DMと同じ扱いで読み飛ばされてしまいます。

2返信だけで完結する聞き方にする

DMで最もやりがちな失敗が、いきなり長いフォームのURLを貼って「こちらからご記入ください」とお願いすることです。アプリを離れて入力する手間が生まれた瞬間、回答率は大きく下がります。DMの強みを活かすなら、その場の返信メッセージだけで声が完結する形が理想です。

  • 使ってみて、一番よかったところを一言だけ教えてください
  • どんなことで迷っていて、何が決め手になりましたか
  • 同じように悩んでいる人に勧めるなら、何と言いますか
答えやすいよう、質問は1〜2個までに絞りましょう。「短くて大丈夫です」「一言で構いません」と添えるだけで、返信のハードルはぐっと下がります。届いた返信は、あとでこちらが整えて掲載すれば十分です。

3スクショ掲載の許可をていねいに取る

返信でいただいた声をそのままサイトやSNSに載せたいときは、必ず先に許可を取ります。DMの内容は本来プライベートなやりとりなので、無断でスクリーンショットを公開するのは避けるべきです。「いただいたお言葉を、ホームページのお客様の声として紹介してもよいですか」と一言確認しましょう。

このとき、名前をどう表示するか(実名・イニシャル・匿名)も合わせて聞いておくと安心です。アイコンや名前を伏せたい人も多いので、「お名前は出さず◯◯さんとだけ書きますね」と選択肢を示すと、快く了承してもらいやすくなります。

4しつこくせず、お礼で関係を残す

返信が来なくても、それ以上は追いかけないのが鉄則です。DMでの催促は関係そのものを壊しかねないので、リマインドは1回まで、それも「お忙しければ無理なさらないでくださいね」と添えるくらいの軽さに留めます。声をもらうことより、つながりを保つことのほうが長い目では大切です。

声を寄せてくれた人には、すぐにお礼を返しましょう。「掲載させていただきました」と完成後に報告すれば、相手も自分の言葉が役立ったと実感でき、次の機会にも快く協力してくれます。DMは一度きりではなく、続く関係の中で少しずつ声をいただく場だと考えると気が楽になります。

よくある質問

Q. フォロワーは多いのですが、誰にDMを送ればいいか分かりません。

いきなり全員に送る必要はありません。まずは実際に商品やサービスを使ってくれた人、過去に好意的なコメントや反応をくれた人など、関係ができている相手から数人選んで送るのがおすすめです。満足してくれていそうな人ほど、快く一言を返してくれます。やみくもに数を打つより、心当たりのある人にていねいに送るほうが、結果的に良い声が集まります。

Q. DMでもらった短い返信でも、お客様の声として使えますか?

十分に使えます。むしろDMの返信は飾らない本音が出やすく、「ここが決め手でした」といった等身大の一言は、長い文章より説得力を持つことがあります。誤字を直したり読みやすく整えたりするのは構いませんが、意味を変えるような盛りはしないこと。短くても、許可を得た本物の声であれば立派なお客様の声になります。

まとめ

DMでお客様の声を依頼するコツは、(1)一人ひとりに合わせた書き出しでテンプレ感を消し、(2)返信だけで完結する聞き方にして、(3)スクショ掲載の許可をていねいに取り、(4)しつこくせずお礼で関係を残す——の4つです。すでにつながっている相手だからこそ、節度を持って一対一でお願いすれば、フォームよりも温度のある声が返ってきます。まずは心当たりのある数人に、短い一言から声をかけてみてください。

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