基礎知識

Google口コミと自社の声、何が違う?

Googleマップに集まる口コミと、自分でお客様に書いてもらう声。どちらも「お客様の言葉」ですが、性質はまったく異なります。どちらを集めるべきかと悩む前に、それぞれの強みと弱みを知ることが大切です。この記事では両者の違いを整理し、賢く使い分ける考え方を解説します。


なぜ「どちらか一方」では取りこぼすのか

Google口コミと自社で集めた声は、お客様が触れる場面が違います。Google口コミはお店を探している“発見の段階”で目に入り、自社サイトの声はホームページを見にきた“検討の段階”で読まれます。役割が違うので、片方だけでは届かない相手が必ず出てきます。

「Googleに口コミがあるから、サイトの声はいらない」と考えるのは早計です。逆に「自社サイトに載せているから、Googleは放置でいい」というのも機会損失です。両者の特徴を踏まえれば、どちらにどんな声を集めるべきかが見えてきます。

1Google口コミの強みと弱みを知る

Google口コミ(Googleビジネスプロフィールのクチコミ)は、地域で何かを探す人の目に自然に入る点が最大の武器です。一方で、コントロールの効かなさには注意が要ります。

  • 強み——マップ検索で発見されやすく、第三者性が高く信頼されやすい
  • 強み——星の数で評価が一目で伝わる
  • 弱み——低評価も等しく表示され、気に入らない口コミを消せない
  • 弱み——短い感想が多く、伝えたい魅力を深く語ってもらいにくい

2自社で集めた声の強みと弱みを知る

自分のフォームやアンケートで集めた声は、載せる声を選べて、サイトに常設できるのが大きな利点です。質問を工夫すれば、こだわりの伝わる深い内容も引き出せます。

弱みは、自分で集めにいかないと一件も増えないことと、第三者の場ではないぶん「自作自演では」と疑われないよう見せ方に配慮が要ることです。とはいえ、伝えたい価値を狙って届けられるのは、外部の口コミにはない強みです。

3それぞれに“向いた役割”を割り当てる

特徴がわかれば、割り当ては自然と決まります。新しいお客様に見つけてもらう入り口はGoogle口コミに任せ、来店や申込の最後のひと押しは、深く語ってもらった自社サイトの声に担わせます。

満足してくれたお客様には、まず気軽に書けるGoogle口コミをお願いし、特に熱量の高い方には別途、自社フォームでじっくり感想をいただく——と二段構えにすると、両方を無理なく増やせます。一人にすべてをお願いして負担をかけないのがコツです。

4両方を連携させて流れを作る

最後は両者をつなぎます。理想は「Googleで見つけてもらい、自社サイトで決めてもらう」という流れです。マップ経由でホームページに来た人が、そこで深い声を読んで安心し、行動に移す——この導線ができると、口コミの力が何倍にも効きます。

自社サイトに「Googleのクチコミはこちら」と導線を置き、逆にプロフィール欄からサイトへ誘導すれば、両者が互いを補い合います。どちらかを選ぶのではなく、つなげて回すことを意識しましょう。

よくある質問

Q. まずはどちらから始めるのがいいですか?

店舗型で地域のお客様を集めたいなら、発見につながるGoogle口コミから着手すると効果を実感しやすいでしょう。一方、ホームページやLPで申し込みを受けるビジネスなら、検討段階で背中を押す自社サイトの声を優先するのが向いています。どちらが先でも、最終的には両方そろえるのが理想です。自分のお客様がどこで自分を見つけ、どこで迷うかを考えて、効きそうなほうから始めてください。

Q. Google口コミに低評価がついたらどうすればいいですか?

消すことはできないため、感情的に反論せず、事実確認と改善の姿勢を見せる丁寧な返信で対応するのが基本です。誠実な返信は、その口コミを読む他の人への印象も左右します。そのうえで、満足してくれたお客様に良い声をお願いし、全体のバランスを整えていきましょう。低評価を恐れて何もしないより、良い声を増やし続けることが、長い目で見て効いてきます。

まとめ

Google口コミと自社で集めた声の違いは、(1)Google口コミは発見されやすく第三者性が高い反面、低評価を消せない、(2)自社の声は載せる声を選べて常設でき、深い内容を引き出せる——という点にあります。だからこそ、(3)発見はGoogle・ひと押しは自社サイト、と役割を分け、(4)両者を導線でつなぐのが賢いやり方です。どちらか一方に頼り切らず、「見つけてもらい、決めてもらう」流れを作ることが、口コミを最大限に活かす近道です。

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