基礎知識

目標を数字で分解する「KPIとKGI」の違い

「目標は立てたけれど、毎日何を見て動けばいいのか分からない」という悩みはありませんか。それを整理してくれるのがKGIとKPIという2つの考え方です。ざっくり言えば、KGIは「最終的にたどり着きたいゴール」、KPIは「そこへ近づいているかを測る途中のチェックポイント」です。この記事では、2つの違いと設定の手順、よくある失敗までを初心者向けにやさしく解説します。


なぜKPIとKGIを分けて考えるべきか

「売上を上げる」という目標だけでは、明日から何をすればいいのかが見えません。ゴールが遠すぎて、日々の行動とつながらないからです。そこで最終目標(KGI)を途中の小さな数字(KPI)に分解すると、「今週はこの数字を追えばいい」という具体的な動きに落とし込めます。

分けて考えるもうひとつの利点は、うまくいかない原因を早く見つけられることです。売上が伸び悩んだとき、アクセス・申し込み率・成約数といった途中の数字を見れば、どこでつまずいているかが一目で分かります。KGIだけを眺めていても、原因はなかなか見えてきません。

1KGI(最終目標)を決める

まずはゴールであるKGIを決めます。KGIは事業として最終的に達成したい成果で、たいていは売上や利益、契約数などになります。

  • 例: 「半年で月の売上を今の1.5倍にする」
  • 例: 「年間の新規契約数を一定数まで増やす」

ポイントは、数字と期限をセットで決めること。「がんばる」ではなく「いつまでに、どの数字を」と言い切れる形にすると、後の分解がしやすくなります。

2KGIをKPIに分解する

次に、KGIを達成するために必要な途中の数字をKPIとして洗い出します。たとえば売上をゴールにするなら、こう分解できます。

  • 売上 = アクセス数 × 申し込み率 × 顧客単価
  • この場合のKPI候補: アクセス数、申し込み率、平均単価

こうして式に分けると、「どの数字を伸ばせばゴールに近づくか」が見えます。KGIに直接つながる数字だけをKPIに選ぶのがコツです。

3追うKPIを絞り込む

KPIは欲張ると逆効果です。数字を10個も並べると、どれを優先すればいいか分からなくなり、結局どれも追えなくなります。

最初は、自分が手を打ってすぐ動かせるKPIを2〜3個に絞るのがおすすめです。たとえばアクセスは広告で動かしやすく、申し込み率はLP改善で動かしやすい、というように「自分でコントロールできるか」を基準に選ぶと、行動につながります。

4定期的に見直して回す

KPIは決めて終わりではなく、定期的に数字を確認して調整することで初めて意味を持ちます。週次や月次で振り返り、伸びているKPIと止まっているKPIを見分けます。

数字が動かないKPIがあれば、その原因を掘り下げます。たとえば申し込み率が低いままなら、LPのどこで人が離れているかを調べたり、お客様の声で信頼を補強したりと、具体的な手を打てます。数字を見て、手を打って、また数字を見る——この繰り返しが、KGIへ着実に近づく道筋になります。

よくある質問

Q. KPIはいくつ設定すればいいですか?

多くても3個ほどに絞るのがおすすめです。KPIをたくさん設定すると、見るだけで疲れてしまい、どれを優先すべきか分からなくなります。大切なのは「そのKPIを動かせばKGIに近づくか」と「自分の手で動かせるか」の2つ。この条件を満たす数字を少数だけ選び、まずはそれに集中して改善し、慣れてきたら必要に応じて増やしていくと、無理なく続けられます。

Q. KGIとKPIが達成できないときはどうすればいいですか?

まずKPIを見て、どこでつまずいているかを切り分けます。KGIが売上なら、アクセス・申し込み率・単価のどのKPIが弱いかを確認すれば、打つべき手が見えてきます。それでも改善しない場合は、KPIの選び方そのものがゴールとずれている可能性もあります。「このKPIを伸ばせば本当にKGIに近づくのか」を見直し、必要なら設定し直すことも、回していく上で大切な作業です。

まとめ

KGIは「最終的に達成したいゴール」、KPIは「そこへ近づいているかを測る途中のチェックポイント」です。売上などのKGIを「アクセス × 申し込み率 × 単価」のように分解してKPIを設定すると、日々何を追えばいいかが具体的になります。KPIは欲張らず、自分で動かせるものを2〜3個に絞るのがコツ。定期的に数字を見直して手を打つことで、遠かったゴールへ着実に近づけます。途中の数字を整えるには、LP改善やお客様の声による信頼づくりも有効です。

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