基礎知識

Web集客の成果地点「コンバージョン(CV)」とは?

Webの集客やLPの話になると必ず出てくるのがコンバージョン(CV)という言葉です。直訳すると「転換」ですが、要は「サイトに来た人に、最終的にしてほしかった行動をしてもらえたこと」を指します。この記事では、CVの意味、購入や申し込みといった種類、ゴール手前のマイクロCV、そして目標設定と計測の基本までを、初心者にも分かるようにやさしく整理します。


なぜコンバージョンを決めておくべきか

サイトやLPを運営していると、つい「アクセス数」や「いいね」の多さに目が向きがちです。しかし、それらがどれだけ多くても、ビジネスのゴールにつながらなければ成果とは言えません。何をもって「成功」とするかをはっきり決めておく——それがコンバージョンを設定する目的です。

ゴールが明確になると、改善の判断がぶれなくなります。「このボタンの色を変えたら、CVが増えたか?」というように、すべての施策をひとつの基準で評価できるからです。逆にCVを決めないまま運営すると、何を直せば良くなったのか分からないまま、感覚だけで手を動かすことになってしまいます。

1コンバージョンの種類を知る

コンバージョンは業種やサイトの目的によってさまざまです。代表的なものを挙げてみましょう。

  • 購入・注文(ネットショップ)
  • 申し込み・予約(サービス業やセミナー)
  • 問い合わせ(BtoBや相談業)
  • 資料請求・メール登録(検討段階の見込み客)

どれを自社のCVに選ぶかは、ビジネスの形によって変わります。まずは「このページで最終的にしてほしい行動は何か」を一つに絞ることが出発点です。

2マイクロCVでゴールの手前も測る

いきなり購入や契約に至る人は多くありません。そこで役立つのが、ゴール手前の小さな行動を測るマイクロコンバージョン(マイクロCV)という考え方です。動画の再生、サンプル請求、カートへの追加などがこれにあたります。

本命のCVがなかなか増えないときは、マイクロCVを見ると「どこまで進んで、どこで離れたか」が分かります。ゴール直前で止まっているなら、最後のひと押し——料金の不安解消やお客様の声の追加——が効く、という診断ができます。

3目標(KGI)を数字で設定する

CVを決めたら、次は「いつまでに、いくつ」という数字の目標を立てます。「問い合わせを月20件」「資料請求を週5件」のように具体的にすると、達成度が一目で分かります。

目標は高すぎても低すぎても機能しません。過去の実績がある場合は、その数字を少し上回るくらいに設定すると、現実的で励みになります。実績がまだない場合は、まず1か月運用して基準値をつかみ、そこから調整していきましょう。

4計測の仕組みを用意する

CVは「数えられて初めて意味を持つ」指標です。多くの場合、申し込み完了ページ(サンクスページ)への到達をきっかけにカウントします。アクセス解析ツールを使えば、CVの件数やそこに至った経路を自動で記録できます。

計測を後回しにすると、せっかく改善しても効果が分からないまま終わってしまいます。LPを公開する前に、「何をCVとして、どこで数えるか」を必ず決めておきましょう。問い合わせフォームや声を集めるフォームを置く場合は、その送信完了を計測ポイントにするのが分かりやすい方法です。

よくある質問

Q. コンバージョンは1つに絞らないといけませんか?

メインのCVは1つに絞ったほうが判断がぶれません。ただし、ゴール手前のマイクロCVを補助的にいくつか持っておくのは有効です。たとえば「問い合わせ」を本命のCVにしつつ、「資料ダウンロード」をマイクロCVとして測れば、見込み客がどの段階で止まっているかが見えてきます。優先順位をつけて、本命とサブを使い分けるイメージです。

Q. アクセスはあるのにコンバージョンが0です。どこを見ればいいですか?

まずは導線とゴール設定を疑いましょう。ボタンが目立たない、フォームが長い、何をすればいいか分かりにくい、といった理由で離脱しているケースがよくあります。マイクロCVを見て「どこまで進んだか」を確認すると、つまずいている場所が特定できます。あわせて、利用者の声や実績を載せて、行動する理由づけを強めるのも効果的です。

まとめ

コンバージョン(CV)とは「サイトに来た人にしてほしかった行動をしてもらえたこと」で、購入・申し込み・問い合わせ・資料請求など、ビジネスの形によって中身が変わります。本命のCVを一つに絞り、ゴール手前のマイクロCVで途中経過を測り、「いつまでにいくつ」という目標を立て、計測の仕組みを用意する——この4つがそろえば、感覚ではなく数字でLPを育てていけます。CVを軸に据えることが、Web集客のすべての改善の土台になります。

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