活用

LP改善に使う「ヒートマップ分析」とは

ランディングページを改善したいけれど、「どこを直せばいいのか分からない」という悩みはよくあります。そんなときに頼りになるのがヒートマップ分析です。この記事では、ヒートマップとは何か、何が色で見えるのか、お客様がどこで離れているかをどう読み取るか、そしてLP改善への活かし方までを初心者向けに解説します。


なぜヒートマップを知っておくべきか

ヒートマップとは、ページ上でのお客様の行動を色の濃淡で見える化したものです。よく見られている場所やよく押される場所は赤やオレンジで、あまり見られていない場所は青で表されるのが一般的で、ページを一目見ただけで「人の関心がどこに集まっているか」が分かります。

アクセス解析の数字だけでは「このページで離脱が多い」までは分かっても、その理由までは見えません。ヒートマップを使うとページの「どの部分で」お客様の興味が途切れているかを視覚的につかめるため、改善すべき場所に当たりをつけやすくなります。

13種類のヒートマップを知る

ヒートマップと一口に言っても、見えるものはいくつか種類があります。代表的なのは次の三つで、見たい目的に応じて使い分けます。

  • クリックヒートマップ —— どこがよく押されているか(押せない場所が押されていることも)
  • スクロールヒートマップ —— ページのどこまで読み進められているか
  • 熟読(アテンション)ヒートマップ —— どの部分がじっくり読まれているか

この三つを組み合わせると、「読まれてはいるが押されていない」「そもそも下まで読まれていない」といった状況の違いが見えてきます。

2どこで離脱しているかを読み取る

スクロールヒートマップで特に注目したいのが、色が急に変わる(青くなる)ところです。多くの人がそこで読むのをやめ、ページを離れている可能性が高い場所です。

たとえば申し込みボタンの手前で読者が大きく減っているなら、ボタンまでたどり着く前に興味が途切れているサインです。「長い説明が続いて飽きられた」「ここで不安が出た」など、離脱の理由を想像してみましょう。

3クリックの空振りに気づく

クリックヒートマップでは、リンクでもボタンでもない場所がよく押されていることがあります。これは「ここを押せば詳しく見られると思った」のに反応がなかった、というお客様の期待のあらわれです。

押されているのにリンクになっていない箇所が見つかったら、そこをリンクやボタンにする、あるいは誤解を生む見た目を直す、といった改善のヒントになります。お客様が「押したかった場所」は、ニーズが眠っている場所でもあります。

4LP改善に活かす

ヒートマップは見て終わりではなく、気づきを具体的な改善につなげてこそ意味があります。離脱が多い場所の手前に、お客様の声や分かりやすい説明を置いて読み進めてもらう、といった打ち手が考えられます。

下まで読まれずに離脱されているなら、大事な情報や申し込みボタンを上のほうに移すのも有効です。直したら、もう一度ヒートマップで反応を確かめる——この繰り返しで、ページは少しずつ良くなっていきます。

よくある質問

Q. ヒートマップはアクセスが少ないお店でも役に立ちますか?

役には立ちますが、訪問者が少ないうちは色の傾向がはっきりしにくい点に注意が必要です。数人ぶんの行動だけで判断すると、たまたまの偏りを実態と勘違いしてしまうことがあります。ある程度の人がページを訪れて、傾向としての色の濃淡が見えてきてから読み取るのが安心です。まずは一番見てほしいページに絞って観察するとよいでしょう。

Q. ヒートマップを見れば、改善案まで自動で分かりますか?

ヒートマップが教えてくれるのは「どこで人の動きが変わっているか」までで、その理由や打ち手まで自動で示してくれるわけではありません。色の変化を見て「なぜここで離れたのか」をお客様の気持ちになって考え、仮説を立てるのは人の仕事です。離脱の手前にお客様の声を置く、ボタンを目立たせるなど、仮説に沿った改善を試し、また確かめる流れを大切にしてください。

まとめ

ヒートマップ分析は、お客様の行動を色で見える化し、ページのどこで興味が途切れているかを教えてくれる便利な道具です。クリック・スクロール・熟読の三つを使い分け、色が急に変わる場所や押されているのに反応しない場所に注目しましょう。気づきを「お客様の声を置く」「ボタンを上に移す」といった改善につなげ、また確かめる——この繰り返しが、成果の出るLPへの近道です。

関連記事: LPO(ランディングページ最適化)とは?

関連記事