基礎知識

テーマ全体で強くなるピラーページとトピッククラスター

記事を1本ずつバラバラに書いていても、なかなか検索に強くなれない——そんなとき役立つのがピラーページとトピッククラスターという記事の作り方です。柱になる1本の大きな記事を中心に、関連する小さな記事を内部リンクでつなぎ、テーマ全体でひとかたまりにする考え方です。難しそうな名前ですが、仕組みは「本」に似ています。この記事では、その意味と作り方、初心者でも始められる進め方をやさしく解説します。


なぜまとめて作ると強いのか

検索エンジンは、サイトが「あるテーマにどれだけ詳しいか」を見ています。同じテーマの記事がしっかりそろっていて、互いにリンクでつながっていると、「このサイトはこの分野に詳しい」と判断されやすくなります。1本の力作より、つながった記事の集まりのほうが評価されやすいのです。

読む人にとっても便利です。柱の記事で全体像をつかみ、気になる部分は詳しい記事へ飛んで深掘りできる。1つの疑問が解けると次の疑問にもすぐ進めるので、サイトの中をよく回ってくれます。書き手と読み手の両方に得がある——それがこの作り方の魅力です。

1ピラーページとクラスターの関係を知る

役割を本にたとえると分かりやすくなります。

  • ピラーページ……目次のような全体まとめ。テーマを広く浅く案内する柱
  • クラスター記事……各章にあたる詳しい記事。1つの細かい話題を深く扱う

柱がテーマの入り口で、クラスターがその先の各論。柱から各クラスターへ、各クラスターから柱へとリンクでつなぐことで、ひとつの大きな塊になります。

2柱になるテーマを1つ決める

まず、あなたが詳しく語れて、お客さんが知りたがる大きなテーマを1つ選びます。広すぎず狭すぎない、ちょうど良い範囲がコツです。

たとえば整理収納の仕事なら、「クローゼットの片づけ」を柱にする、といった具合です。広すぎる「片づけ全般」だと柱がぼやけ、狭すぎる「セーターのたたみ方」だと記事が広がりません。1つの章立てができる程度の大きさが目安です。

3細かい話題に分けてクラスターを書く

柱が決まったら、その中身を細かい疑問に分けます。これがクラスター記事になります。

  • クローゼットの収納グッズの選び方
  • 季節ものの服のしまい方
  • 使わない服を手放す判断の仕方
  • 狭いクローゼットを広く使うコツ
クラスターのネタ探しには、検索のサジェストや「他の人はこちらも検索」が役立ちます。実際に検索されている細かい疑問を拾えば、読まれる記事になりやすくなります。

4内部リンクで一体にする

最後に、記事どうしを内部リンクでつなぎます。これをやらないと、ただ記事が並んでいるだけで「かたまり」になりません。

基本は、柱の記事から各クラスターへリンクを張り、各クラスターからも柱へ戻れるようにすること。さらに、関連の深いクラスターどうしを横につなぐと、回遊が増えてテーマの一体感が強まります。最初から完璧を目指さず、記事が増えるたびにリンクを足していけば十分です。

よくある質問

Q. クラスター記事は何本くらい用意すればいいですか?

決まった本数はありませんが、まずは柱の記事に対して3本から5本ほど用意できると、かたまりとして形になってきます。一度にそろえる必要はなく、思いついた疑問から少しずつ書き足していく形で問題ありません。大切なのは本数より、それぞれが同じテーマでつながり、内部リンクで結ばれていることです。

Q. 柱の記事とクラスター記事、どちらから書くべきですか?

どちらからでも始められますが、初心者の方は書きやすいクラスター記事から手をつけるのもおすすめです。細かい疑問のほうが内容を具体的に書けるため、筆が進みやすいからです。ある程度たまってきたら、それらをまとめて案内する柱の記事を作り、相互にリンクでつなげば、自然とかたまりが完成します。

まとめ

ピラーページは目次のような柱の記事、トピッククラスターは各章にあたる詳しい記事で、この2つを内部リンクでつなぐとテーマ全体で検索に強くなります。検索エンジンには「この分野に詳しいサイト」と伝わり、読む人には深掘りしやすい便利さが生まれます。まず柱となるテーマを1つ決め、細かい疑問をクラスターとして書き、リンクで結ぶ。完璧を目指さず、記事が増えるたびにつなぎ直していけば、少しずつ強いかたまりが育っていきます。

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