集め方

返信はがき・アンケート用紙でお客様の声を集める方法

QRやメールが当たり前になった今でも、紙の返信はがきやアンケート用紙には独自の強みがあります。スマホ操作が苦手なお客様でも書けて、手書きならではの温かみが残る。この記事では、会計時や商品同梱で紙のアンケートを集め、それをデジタル化してサイト掲載までつなげる具体的なやり方を解説します。


なぜ今あえて「紙」で声を集めるのか

フォームやメールは効率的ですが、すべてのお客様がスマホで文章を入力してくれるわけではありません。特に年配のお客様や、その場の気持ちをすぐ書き留めたい人にとっては、目の前にある紙とペンのほうがずっと書きやすいものです。紙なら「QRを読み込む」というひと手間がない分、書き始めるハードルも低くなります。

また、手書きの文字には独特の説得力があります。同じ「美味しかったです」でも、その人の筆跡で書かれた一枚は、画面の文字より気持ちがこもって見えます。紙で集めて、それをスキャンしてサイトに載せれば、デジタルの便利さと手書きの温かみを両取りできます。紙とデジタルは対立するものではなく、入口と出口の関係です。

1会計時や商品に返信はがきを同封する

まず、お客様の手元に紙が渡る導線を作ります。実店舗なら会計時にレシートと一緒に手渡す、通販なら商品の箱に返信はがきを一枚同封するのが基本です。

渡すときに「もしよければ、ご感想をいただけると励みになります」と一言添えるだけで、回収率は変わります。無言でレジ袋に入れるより、人の言葉が一つあるほうがお客様も書こうという気になります。家に帰ってからゆっくり書いてもらえるのも、紙ならではの利点です。

2切手不要にして「投函のひと手間」を消す

紙のアンケートが返ってこない最大の理由は、切手を貼ってポストに出すのが面倒だからです。ここを店側が負担します。

  • 料金受取人払いの返信はがきにして、切手を貼らずに出せるようにする
  • あて先・店名はあらかじめ印刷しておき、お客様は書くだけにする
  • 店内回収なら、レジ横に「ご感想ボックス」を置いて投函してもらう
質問は2〜3問に絞ってください。設問が多いほど回答率は落ちます。「一番よかった点」「また利用したいか」「自由なご感想」の三つもあれば十分。空欄が多い用紙はお客様にプレッシャーを与えるので、書く欄は少なめが正解です。

3集めた紙をスキャンしてデジタル化する

返ってきたはがきや用紙は、そのまま引き出しにしまっては宝の持ち腐れです。スキャナーやスマホのカメラで撮影してデータ化し、いつでもサイトやチラシに使える状態にしておきます。

手書きの文字が読みにくい場合は、内容を文字に起こしたうえで「実際のお客様の声(手書き)」として画像も添えると効果的です。タイプされた文字より、本物の筆跡が写った一枚のほうが「やらせではない」という信頼につながります。

4サイト掲載の許可欄を必ず設ける

紙であってもデジタルであっても、お客様の声を公開する前には掲載の許可が要ります。アンケート用紙の末尾に「いただいた声をホームページ等に掲載してもよいですか」というチェック欄を一つ設けておきましょう。

あわせて「お名前はイニシャルでの掲載でよいか」も選べるようにすると、お客様が安心して本音を書けます。許可をもらった声だけをサイトの「お客様の声」コーナーに並べれば、紙で集めた温かいコメントが、来店前のお客様の背中を押す材料に変わります。

よくある質問

Q. 今どき紙のアンケートは古くないですか? フォームだけでは駄目?

フォームには手軽さという大きな利点があり、メインの入口にするのは正解です。ただ、フォームだけだとスマホ入力が苦手なお客様の声が丸ごと抜け落ちます。紙はその層を拾うための補完です。両方用意して、書きやすいほうを選んでもらえばいい。集めた紙はスキャンすればデジタルと同じように扱えるので、「古い手段」というより「取りこぼしを防ぐ手段」と考えてください。

Q. 集めた紙のアンケートは、保管しておくべきですか?

掲載許可をもらった声は、原本も一定期間とっておくことをおすすめします。万一「本当に書いたのか」と疑われたときの裏づけになりますし、後から別の用途で使いたくなることもあります。スキャンしてデータ化したうえで原本も保管しておけば、紛失のリスクも分散できます。個人情報を含むので、保管場所の管理だけは気をつけてください。

まとめ

返信はがき・アンケート用紙で声を集めるコツは、(1)会計時や商品に同封して手元に届け、(2)切手不要にして投函のひと手間を消し、(3)集めた紙をスキャンしてデジタル化し、(4)サイト掲載の許可欄を必ず設ける——の4つです。紙はスマホが苦手なお客様の声を拾い、手書きの温かみという信頼まで運んでくれます。フォームと紙を入口と出口でつなげば、取りこぼしのない声集めができます。

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