アクセス解析の基本用語「セッションとPV(ページビュー)」の違い
アクセス解析を見ていると、「ユーザー」「セッション」「PV(ページビュー)」という似た言葉が並んでいて、どれが何の数字なのか混乱しがちです。じつはこの3つは、それぞれ別のものを数えているので、意味を取り違えると改善の判断を誤ってしまいます。この記事では、3つの違いをたとえ話でやさしく整理し、どう読み分ければ集客改善に使えるかを初心者向けに解説します。
なぜ違いを知っておくべきか
「アクセスが多い」と一口に言っても、人がたくさん来たのか、同じ人が何度も見たのかでは意味がまるで違います。前者なら新しい出会いが増えている証拠、後者なら少数の人が熱心に見ている状態かもしれません。
この区別ができないと、施策の効果を読み違えます。3つの用語を理解しておけば、数字の見出しに惑わされず、「いま自分のサイトで何が起きているのか」を正しくつかめるようになります。
1お店にたとえて全体像をつかむ
3つの関係は、お店への来店にたとえると一気に分かりやすくなります。
- ユーザー: お店に来た「人」の数
- セッション: お店への「来店」の回数(同じ人が翌日また来れば2回)
- PV: 店内で見て回った「棚(ページ)」の数
一人の人が一日に来店し、店内で3つの棚を見たなら、ユーザー1・セッション1・PV3となります。数の大小関係は、ふつうユーザー以下セッション以下PVの順になります。
2セッションの区切りを理解する
セッションは「ひとまとまりの訪問」を表します。サイトに来てから帰るまでが1セッションで、何ページ見ても訪問が続いている間は1回のままです。
ただし、しばらく操作がないまま時間が空いたり、日付をまたいだりすると、別のセッションとして数え直されます。だから同じ人でも、午前と夜にそれぞれ訪れれば、ユーザーは1人のままセッションは2回になります。「訪問のまとまり」を数えているのがセッションだと覚えておきましょう。
3PVが教えてくれることを知る
PVはページが表示された回数です。サイト全体のPVを訪問数で割れば、1回の訪問で平均何ページ見られたかが分かります。
4目的に合わせて使い分ける
大切なのは、見たいことに合わせて数字を選ぶことです。3つを一度に追う必要はありません。
新しい人にどれだけ届いたかを知りたいならユーザー、施策ごとの訪問の伸びを見たいならセッション、サイト内の回遊やページの人気を見たいならPV、という具合に使い分けます。コンバージョン率を出すときも、分母をユーザーにするかセッションにするかで数字が変わるので、どちらで見ているかを意識すると分析がぶれません。
よくある質問
Q. 同じ人が何度もリロードしたら、数字はどうなりますか?
Q. 集客改善では、まずどの数字を見ればいいですか?
まとめ
ユーザーは「人の数」、セッションは「訪問の回数」、PVは「見られたページの数」と、3つはそれぞれ別のものを数えています。お店にたとえれば、来た人・来店回数・見て回った棚の数です。新規の広がりを知りたいならユーザー、施策ごとの訪問を追うならセッション、回遊やページ人気を見るならPV、と目的に合わせて使い分けるのがコツ。意味を取り違えなければ、数字の見出しに惑わされず、自分のサイトで起きていることを正しく読み解けるようになります。
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